FC2ブログ

宝石研磨の世界

タイのバンコクで宝石研磨工場、宝石鑑別教室を経営してます。

JTCとチャトチャック市場の撤退

バンコク宝石仕入れ事情、、、JTCとチャトチャック市場の撤退

弊社はジュエリートレードセンターとチャトチャック市場の店舗を2014年年末限りで撤退する事にしました。

JTCは東南アジア最大の宝石取引市場、チャトチャックは広州市場と並ぶアジア最大の雑貨市場です。
ビジネスの2大拠点を失うので、立地上もったいない話ですが、決めてしまったからには前向きに考えようと思います。

JTCについては、10月より管理事務所から家賃請求が突然にこなくなりました。
2か月程家賃請求がないので、不思議に思った私は、管理事務所を訪ね、下記の様に尋ねました。

私『家賃2か月分、持ってきました、、』
管理事務所『まだ払わなくていいよ!誰にも領収書発行していないから、、』

12月には家賃請求が3か月無い状態なので、不思議に思った私は、隣接している各業者に聞き取り調査をしました。
『家賃値上げがあるらしい、、』
『家賃値上げのサインをした業者のみ請求書を発行するらしい、、』
『サインしない業者はそのまま追い出されるらしい、、、』

『知らなかった、、』と私は驚きました。

JTCは2年前に大手デパートが入居し、当社を含めた既存のテナントが立ち退きに遇う事件がありました。
デパート改装後にJTCに優先的に賃貸契約ができる契約があったのですが、契約してみると家賃は倍以上に跳ね上がっていました。

今回、契約更新に伴い、家賃が更に跳ね上がる事が決定され、当社はJTCのテナントを手放す事にしました。
このまま家賃請求がないと、来年2月ごろには入居前のデポジット(敷金)をすべて消化する事になり、5か月分の家賃をまとめて支払うか、契約書にサインを迫られることになるでしょう。来年2月ごろには、JTCの各業者が立ち退きか、家賃支払いかを決めなければならないので、テナントの大量撤退の可能性もあります。一方でJTCの入居を希望するキャンセル待ちの業者が50~100社位あるとの噂もあるので、仮に大量撤退しても、すぐにテナントは埋まるでしょう、、、

色々考えた挙句、弊社は撤退する事にしました。

チャトチャック市場は、5月に労働許可証を持っていない外国人の不法就労を摘発する為、警察の手入れがありました。
弊社はリーガルチェックをしているので、当然の如く、私は労働許可書をもっていますが、一部の外国人は不法就労状態で店舗を開いていたようです。

8月以降に、チャトチャック骨董市場のすべての露天商が撤去され、露店販売が出来なくなりました。骨董市場だけでなくチャトチャックの外周地域のほとんどの露天商が強制撤去されたようです。これはチャトチャックだけでなく、日中のシーロム地区などバンコクの幾つかの地域で同時期に露天商が規制されましたので、政府の政策の一環として実施されたようです。

現政権が屋台や露天商を規制しているのは、新しいタイの国作りの一環であり、タイが先進国の仲間入りする為には、露天商の撤去や無登記の店舗の規制は避けて通れない道かもしれません。

外国人に対しても、労働許可証の無い不法就労を摘発する動きがあります。更に官僚機構等、他分野に渡ってメスを入れているので、現タイ政権が本気になって良い国作りを目指しているのかもしれません。

骨董市場には、私以外にアフリカ人が3人、欧米人が2~3人、インド人が1人がお店を持っていましたが、バラバラになってしまい連絡が取れなくなってしまいました。しかし、みんなタフな男たちですので、どこかでめげずに頑張っていると思います。アフリカ人とインド人は同業者の宝飾業界人ですので、JTC周辺で再会するかもしれません。

チャトチャックの骨董市場は、警察の販売許可証があった状態で各業者が露天商を開いていました。この販売許可証の権利が2万~5万バーツ程で取引されており、不動産売買の様に取引されていました。しかし、今回の規制で販売許可証自体が無効になり、全て紙くずになりました。

タイでは業績不振や人手不足などのビジネス面の要因だけでなく、その他の理由で店舗を閉店する事もあります。日本人はこれをカントリーリスクと言いますが、逆に考えれば、日本ほど権利の保障されている国も少ないかもしれません。

来年以降、株NOBUは新しいステージを目指します。
骨董市場やチャトチャックでアジアの小売ノウハウをたくさん勉強できたので、それを生かしてさらに頑張ろうと思います。


ジュエリー・時計 ブログランキングへ
スポンサーサイト



  1. 2014/12/15(月) 22:59:08|
  2. バンコク宝石仕入れ情報
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ