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宝石研磨の世界

タイのバンコクで宝石研磨工場、宝石鑑別教室を経営してます。

バンコクの日本人職人

バンコク宝石仕入れ情報、、、バンコクの日本人職人

バンコクの日本人原型職人である中島さんから電話がきました。
『飲み行こうぜ、、、』

彼曰く、バンコクで最も安くてエキサイティングな店があり、食べ物も旨いそうです。
しかし、連れて行かれたのは場末の雑貨屋兼立ち飲み、、、安いのは当たり前で定価で販売しており、食べ物も渇き物しかありません。
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エキサイティングな理由がわかりました、、、
ここの娘を口説いていたのです、、、

60を過ぎてアッパレと言うか、彼は今でも現役で、仕事が終わると至る所で女性を口説いています。
『30させ頃、40し頃、50ござかき』と言うことわざがありますが、60にして無限の性欲と言った所でしょうか、、、
もっとも、本来の諺の意味は女性の性欲を例えて、『ろくに濡れず』が正解ですが、何か面白い表現がないかと6から始まる言葉について辞書を調べると、今でも夢精、もうろく、ろくでなし、と辞書では失礼な言葉ばかりが出てくるので、私は失礼の無い様に無限の性欲を選びました。

無鉄砲な大酒飲みの彼ですが、昼の顔は一流の原型職人で、現在はシルバージュエリーの工場を経営しています。
原型職人として日本で独立し、バブル時代に日タイ合弁の宝石工場の技術部門の指導者として訪タイし、合弁企業が倒産後、シルバー工場の経営をはじめ、近年は革製品の工場経営もされています。

原型職人の経験を生かし、玄人好みのシルバージュエリーの制作を得意にしています。
一般的に量産物のアクセサリーと金製品をはじめとした宝飾品とは商品の品質に大きな差があり、シルバージュエリーと高額品ジュエリーでは加工代、彫金技術、手間のかけ方が全く異なります。彼の制作するシルバーは金製品の彫金技術を使った手間のかかる製品で、アクセサリー業者からは『ここまで凄いシルバーをつくるのか、、』と言わせ、宝飾品業者からは『シルバーでここまで技術的に高い商品を作るのか、、』とうならせます。

私にとってはジュエリーの先生でもあります。
私の日本でのキャリアは全国宝石学協会の普通の社員だけで、ジュエリーの販売や製造工程については何も知らないただの素人でした。原型、キャスト等の専門用語については全く知らず、腕、肩、腰はどうですか?と言われれば、『絶好調です』と言ってしまう素人でした。ちなみに腕、肩、腰は指輪の各パーツを表した造語で、職人用語でもあります。

そんな素人の私を親切丁寧に、小学生でもわかる言葉でジュエリーの製造工程を解説してくれて、一人前の宝石商に育ててくれたのは彼のおかげです。

彼はKEIS FACTORYと言う会社を経営していますが、WEBサイトはありませんので、商品にご興味がある方(卸業者のみ)は、私のFACEBOOK又はメールにご連絡ください。後程連絡先をご案内いたします。

彼以外にもバンコクには約50社の日系宝石工場があり、100人位の日本人ジュエラーがいます。
その多くが50代以上のバブルを生き抜いた方たちで、40代は私を含め20人~30人程度、30代以下が10名程度です。
この厳しい経済情勢で、更に、物価がどんどん上がり続けるバンコクで生き残るわけですから、私など足元に及ばないような高い見識と技術を持った先輩達が沢山います。
超一流の腕を持つ一品物職人
一億円のジュエリーを作る男
ルビー王と呼ばれた男
まだまだ凄い日本人ジュエラーが沢山います。

下請け工場や外注職人は裏方の仕事ですので、宝石業界では黒子の様な存在です。ブランドやメーカーの無理難題の要求に技術で正確に商品を作るのが作り手の役目です。下請けが世間一般で知名度が上がるのは卸のビジネスとしてはマイナス面の方が多いと思います。一方で、世界でも非常に高い技術を持った日本人職人にスポットライトがあたらないのはあまりにも惜しい、と常々考えています。

多くの日本のメーカーや卸業者の方は、日本人職人の実力が世界のトップレベルである事を知っています。
一方で、日本人職人の名前をブランドの広告戦略に使っても、あまり消費者の琴線に触れないジレンマもあるようです。

悲しいかな、日本人職人の名前よりも、欧米のデザイナーや職人の名前でブランド戦略をしたほうが良く売れるのです。

これから、高い技術を持ったバンコクに住む日本人ジュエラーを紹介していこうと思います。

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  1. 2015/05/30(土) 20:32:31|
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