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宝石研磨の世界

タイのバンコクで宝石研磨工場、宝石鑑別教室を経営してます。

古物の取引では対応できない合成エメラルドを入手

バンコク宝石仕入れ情報、、、古物の取引では対応できない合成エメラルドを入手

バンコクジュエリーショウでNOBU宝石鑑別スクール用のサンプル教材として合成エメラルドを購入しました。
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こちらは水晶+緑のクリスタルガラスのダブレットです。天然石でエメラルドと同色の石は存在しないので、裏面にエメラルドと同色のガラスが使用されています。天然のインクルージョンは確認できるので、うっかりエメラルドと間違いを起こしやすいですが、屈折率の検査と側面からのルーペの拡大検査で簡単に鑑別できるので、それほど脅威にはならないでしょう。

しかし、仮に私がモラルのない金の亡者であれば、上部をインクルージョンの多い安価なアクアマリン又はザンビア産エメラルドを使用し、精巧なダブレット技術を使って、宝石鑑定士を簡単に騙す精巧なイミテーションを作る事もできるでしょう。ちなみにその様なダブレットは現時点で市場では作られておらず、まず見かける事はありません。

市場にないからと言っても、古物買取などの仕入れルートはエンドユーザーにからなり、天然が前提で仕入れるわけではありませんので、仕入の際はこの様なケースも想定してしっかりとした鑑別技術を磨いて準備する必要があります。

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こちらはインクルージョンが天然と見分けがつかない合成エメラルドです。
100ピースのロット中、9割は顕微鏡の検査でインクルージョンの解析が可能ですが、1割は天然のインクルージョンそっくりで、ルーペだけの検査では天然合成の識別はほぼ不可能でしょう。

合成エメラルドの鑑別は、顕微鏡よりも屈折計、カラーフィルター、紫外線検査などが有効とされています。
検査した5ピース中1ピースは、屈折率が天然とほぼ同様で、カラーフィルター、紫外線で変化なしでした。

4ピースは合成石の反応がでましたが、残りの1ピースは宝石鑑定士でもお手上げになるのではないでしょうか

幸いの事に、この合成石のメーカーはすでに倒産していて、市場で入手するのは困難です。
買い取り時に持ち込まれるに可能性は非常に低いと思います。

やはり、信頼性と実績のある卸メーカーや小売店から購入するのがベストな選択です。
正規の仕入れルートであるコロンビア⇒エメラルド専門の輸入業者のの場合、業者同士の信用とコンプライアンスが確立していて、合成石が混入するケースはほとんどありません。

ネットで海外のダイレクトソースから入手しやすいネット環境ですが、今こそ信頼と実績のある日本の卸メーカーや小売店の必要性が問われるべきと確信しています。

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  1. 2019/09/28(土) 20:30:40|
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