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宝石研磨の世界

タイのバンコクで宝石研磨工場、宝石鑑別教室を経営してます。

NOBU宝石鑑別スクール 新カリキュラムの内容

宝石鑑別教室、、、NOBU宝石鑑別スクール 新カリキュラムの内容

2020年4月、コロナ騒動の外出禁止状態を利用して、NOBU宝石鑑別スクールの新カリキュラムを作っています。
1日10時間、コンピューターと睨めっこ、最高の教科書をつくる為に励んでいます。
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私の講義を聞いた事がある受講生であれば、理解していると思いますが、私の講義にポジション トークはありません。
私は講義前に受講生には、当教室はクライアントを増やすためにやっていない。プロのバイヤーを育てるためにやっている。と必ず伝えています。内容は短時間で最大限の情報を得る事、宝石鑑定士と宝石バイヤーの二つの視点から授業をしています。

新教科書で、コランダムは3時間×3回の授業ですが、ルビーのカリキュラムは下記の通りです。
中級コース 第一回目 ルビーの講義内容
1、コランダムのカラーバラエティーと価格の関係
2、チャンタブリと原産地市場 実務と実際
3、ルビー品質評価法と原産地別特徴
4、類似石及び合成石鑑別法 ベルヌイ法 フラックス法
5、処理石 鉛含浸処理、充填処理、ダブレットの鑑別

ページ数10ページ 3時間の講義でてんこ盛りの内容です。
当校の授業は宝石鑑別を教えているだけではなく、海千山千のバンコク宝石ディーラーの中で生き抜いた私の経験と知識を取り入れています。宝石バイヤーは宝石鑑別機関の結果を基本的に信頼していますが、一方で懐疑的に見て作業をしないと、自分自身に大きな損失として帰ってきます。

代表的なのは非加熱処理や原産地鑑定法です。
これらについては、買い付けでトラブルが頻発する事は、プロバイヤーにとっては常識的な事ですが、事の顛末を詳細に書くと、スキャンダラスな内容も多いので、ブログやSNSでは発信せず、授業の中で、受講生のみに講義として教えています。

新カリキュラムのなかで、記載したルビー充填処理の内容を下記にご紹介します。
授業では下記の内容を15分の時間を使って講義する予定です。
宝石鑑別的テクニックの他に、仕入れ実務の実際や鑑別機関の結果、小売りの現状についても記載しており、宝石仕入れで必要な重要情報をたくさん掲載しています。

充填処理について
別名フラクチャ-フィリング、キャビティーフィリング、グラスフィルド。内容は透明材の含浸と同じであるが、表面の凹部分を鉛ガラスで埋めると充填処理になる。検査方法は、鉛ガラス含浸処理のテクニックと基本的に同じであるが、含浸処理の鑑別と違うテクニックとしてファセット面に光を反射させると、鉛ガラスとルビーの屈折率の違いにより画像の様に充填部分が浮き出ると言うテクニックを使う。

充填処理は鉛含浸処理が開発される以前から存在していた。
加工業者が意図的に充填処理をしていたのではなく、ルビーの加熱処理の行程で使うボラックス(熱処理の効果を上げるために使われる鉱物の一種)がキャビティー(穴ぼこ)に混入して、結果的に充填処理になったものだ。加熱処理の行程で日常的に入っているので、ルビー買い付けの現場では、問題になる事が多かった。一方で、宝石鑑別機関では、充填処理は処理石と判断し、小売側の百貨店も充填処理の納品は認めないので、宝石バイヤーが買い付け現場では、ルーペでファセットを一面一面観察して充填処理を見つけるしか方法が無い。宝石買付時はロットの中に充填処理の有無があるかの事前提示は販売業者からは無く、宝石バイヤーの自己責任で購入しなければならない。充填処理の除去はフッ化水素に入れると除去できるが、フッ化水素は劇薬指定の為、取扱いには十分に注意すべきである。

宝石バイヤーにとって、宝石鑑別機関の結果が重要なのではありません。
宝石バイヤーは、鑑別機関の検査前の商品を購入するので、仕入の実務と実際、トラブルの解消法こそが大事なのです。
その為に正しい知識と、経験、鑑別技術を学ぶ必要があります。

一日10時間の執筆活動の中で、非常にレベルの高い教科書が出来るのではないか、、と自画自賛しています。
以前の教科書までは、教科書はありきたりの内容だけ記載し、講義の中で重要情報を述べるスタイルでした。
今回の教科書は以前の教科書に比べて大幅に加筆し、素晴らしい内容になっています。

私の講義はマンツーマンのスタイル、弟子は常に一人づつ育てる、超ー時代遅れのやり方です。
沢山の受講生が私の講義を踏み台にして、世の中にはばたいて行っています。
踏み台どころかジャンプ台にしている受講生もいて、彼ら(彼女ら)の成功は、私の誇りでもあります

受講生の中には、有名なジュエラーや個人作家になって、宝石業界に新風を吹き込んでいる成功者も沢山います。

私の次の仕事は、彼ら(彼女ら)を超えるジュエラーを育てる事です。
その為には新しい教科書が必要なのです。


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  1. 2020/04/11(土) 13:54:13|
  2. 宝石鑑別教室
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